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笹倉及介の日記ブログ

手書きで文字を書くことも少なくなったけれど

 小学校のときの漢字練習は、例えば、「富」という字を練習する場合、「ウ」を一行に一気に書いて、次はその下に「口」を一気に書いて…という風にやっていたこともあった。
 先日、「努力」という言葉を手書きで書く機会があった。まあ、どんな機会だったかはどうでもいい。努力という漢字は「女」「又」「力」で「努」、そして「力」で「努力」だ。その言葉を書いていて、終盤に差し掛かった頃、「力」が二回続くのだ。ちからちからである。これがちょっと「ん?」と思う。わかってくれる人は少ないかもしれないけれど、なんだかえもいわれぬ不安さ。縦書きにすると不安はもっと酷くなる。この感情をうまく言葉にできないのだけれど、「ゲシュタルト崩壊!秒読み2秒前!」といった感じ。この不安感を発見したときは、大発見だ!自分は感性に優れてるなあー!と、少しはしゃいだ。「森林」という言葉ならもっと不安になれるかも!と思って書いてみたけれど、全くそんなことは無かった。馬鹿みたいだ。