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笹倉及介の日記ブログ

足元注意の看板 前を向いて歩く

 僕の通っている学校には<敷居>がある出入り口がある。敷居があるなんて最近珍しいのだろう、敷居をまたぐという習慣がないのか、つまずいてこける人が多いらしい。あんまり多いものだから派手に、<足元注意>と注意書きが書かれている、足元に。僕が思うに、足元に足元注意と書いてあったとしても、足元に注意していない人は足元注意の注意書きに気づかないだろう。足元注意の注意書きに気づく人は元から足元に注意している人だ。いくら派手に黄色と黒の縞模様のデザインで危険をよりアピールしても、敷居につまずいてこけるような人は注意書きなど目に入らないのではないか。というか、その注意書きはあまりに親切すぎて、過保護だろう。サボテンを買って、<棘があります、ご注意ください>とか、そんな注意書きレベルではないか?<ここのこういうところは危ない、転ばないように気をつけよう>なんてこと、分かっていますので、僕は子供じゃありませんから、でも転ぶこともありますが、それは前を見て歩いているからで、消して不注意なんかではないというか、もう、あんなに注意書きにはっきりと書かれているのにつまずいてしまうと、悔しい。
 足元に 足元注意と 書いてある
 一句できた。それにしても、これは<頭痛が痛い>とか<馬から落馬>というような、意味の重複ではないのか?それともそれが上記の親切すぎて過保護というやつなのか?例えば、信号機の上に、<信号>と書いてあったり…いや、ちょっと違うか。<本>という名の本とか、いやまあ、もうどうでもいいと思う。