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笹倉及介の日記ブログ

インドアなのは誰か

 僕は外に出ず、家でインターネットや漫画、アニメ、小説などに浸りながら週末を過ごすことに至上の悦びを感じる人間であるので、自分ではインドア派で出不精だと思っていた。だけど、最近、そんなことはないのでは、と考え直す。出不精ってどういうことだ?
 車を持っていないので行動範囲が狭いことは仕方が無い。しかし自転車では市内を駆け巡っている。でも、若者らしい外での遊びみたいなのはまったくしていないだろう。「遊び」というものがどういうものかうまく定義できないが、観光地に行ったり、ショッピングをしたり、カラオケに行ったり、今の季節で言えばスキー、スノボ、そういうものはまったく無い。どちらかというと「フィールドワーク」に近い。
 例えば、花火があれば見に行くし、流星があると聞けば川原に行き天体観測だし、満月の夜だって月見だ。散歩やサイクリングはよくするし、寺や神社は近いところはあらかた行ったし、博物館だって市内は行った。図書館や本屋、古書店、新古書店を巡るのはしょっちゅうだ。たまに商店街の寂れた玩具屋とか文房具屋、古道具屋などの怪しげな店にも行ったりする。あと、ホームセンターで半日過ごせる。
 僕はとてもアクティブでアウトドアだった。そりゃあ、至高の洗剤を追い求め自転車で行ける範囲のスーパーとホームセンターを全部巡るくらいの行動力だからな。もっと早く気づくべきだった。
 考えてみると、車は室内であるので、「自転車で移動する」という行為が、それはもうアウトドア的だ。もう、「自分、半引き篭もりですから…」という、反社会的行為をしているような負い目はもう感じなくてもよい。