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笹倉及介の日記ブログ

時代小説? 赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説


 桜庭一樹は最近お気に入りの作家。ただ淡々と赤朽葉家の三代の歴史を語っている小説なのだが、これが面白い。何故こんなに面白いのかよくわからない。人の人生というものは元々だれでも面白いものなのだろうか。少女が語りかける文体も良かった。量的にも大満足。こういう小説ならどんなに長くてもすらすら読める。