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笹倉及介の日記ブログ

何故、夕日が大きく見えるのか

 太陽や月などは、低い位置にあるときのほうが、大きく見えるものだ。これは何故なのか。
 もちろん、本当に大きくなっているわけではなく、大きく「見えている」のであろう。星がそんなに簡単に大きさを変えられるわけが無い。虚像である。
 地球は丸い。その丸さと、地球の重力により、光が歪められる。重力で空間が曲がり、光が曲がる。地球の丸みは、ちょうど凸レンズのように働き、地平線の上に太陽が有った場合、光は少々迂回して僕らに届く。そうすると太陽が一回り大きくなったように見えるのだ。この現象は、「重力レンズ効果」という。