「哲学的な何か、あと科学とか」を読んだよ
- 作者: 飲茶
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/11/30
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 73回
- この商品を含むブログ (62件) を見る
とにかく考えさせられる本。劇薬本だ。スゴ本だ。
哲学とはどんなものか。科学も突き詰めると哲学的になってくる。そういう話が噛み砕かれてわかりやすく説明されている。これを読んだら人生観変わるんじゃないかと思うほどである。
自分のようなココロを持っているのは、実は自分だけじゃないのか?
自分が見ている『あの赤』は、他人には『青』に見えているんじゃないのか?
自分とまったく同じ脳ができたら『この私』の意識はどうなるのか?
こういったことを平易な文章で面白く書いてくれているからとても読みやすいし、引き込まれるのだ。そして、引き込まれて、油断していたら、とても重いテーマが書かれていて、どん底にはまり込む。「自分ってどういうものだったっけ?」「科学って意味あるの?」「生きていてもしょうがないんじゃ…?」そんなことを考えさせられる本だ。読まなければ良かったかもと後悔したが、とても面白い本だったことは確か。
哲学や量子力学に少しでも興味がある人におすすめ。これを読んでから少しずつ難しい本にシフトしていけばよいと思う。
量子力学については、これ以上簡単に説明されている本は無いだろう。
哲学については、初めて読むことばかりで、興味深いことがたくさん書いてあった。読んで本当に後悔した。でも面白い。本当に面白くて、後悔した。僕はこれからどうやってこの知識を自分の中で落ち着かせて生きていけばよいのだろう。この知識は知り損じゃないか?