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笹倉及介の日記ブログ

リアクションコミュニケーション

 僕はあまり動じない人間だ。些細なことに対してもそうだし、ものすごいトラブルなどにも動じない。動じないと言っても、感じていないわけではないし、気付かないわけでもない。むしろ感覚は鋭いと思っている。ただ、リアクションが少ない。アウトプットがあまり無い。
 それが内面の僕で、本当の自分なのだけれど、外面の僕は、動じた方がよいだろう、動じなければならないだろうという空気に支配されて、動じている自分を演じてしまう。
 リアクションを無理してするというのは結構な苦痛になる。でもしないわけにはいかない。それはコミュニケーションに必要なのだ。
 たとえば、友人が倒れているとする。内面の僕は、倒れているなぁ、大丈夫かな、救急車呼ぶかな、と思う。思うけれど、まったく慌てていない。ただそう思うだけだ。そして声をかけようとする。そこで、慌てる方がよいのかな?その方が友人らしいかな?と、思い直し、声に出すときには慌てているようになる。「お、おい!大丈夫か?しっかりしろ!!!」などとビックリマークが三つも四つも付くような慌てた声色になり、音量も大きくなる。多少パニックになっているふりをする。そして、もう一人の本当の自分は消え去る。声を出すのに夢中だからだ。その結果、ふりがふりではなくなり自分に騙されて本当にパニックになっていく。もうどっちが本当でどっちが嘘かわからない。僕がそういう人間だとしか言えない。でも、「ふりをする」なんてことしたくない。
 こんな自分が嫌だ。かといってふりを止めて本当の自分を出したら変人扱いで孤立するに決まっている。

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