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笹倉及介の日記ブログ

NaClと書くととても体に悪そうだ

 中学校の理科で初めて周期表が出てきて、元素がどうとか習ったと思うけれど、周期表について、まず始めに誰しもが思う最初の疑問は「Wがタングステンって一文字も合ってねぇ」ってことだろうと思う。そのおかげでタングステンは覚えられやすいし知名度は比較的高い。「電球のフィラメントに使われてるんだよ、タングステン」「ああ、あの一文字も合ってない元素ね」という感じだ。そして、「何でタングステンなのにWなのか?」という疑問が出てくるわけだけれど、これは辞書を引けば簡単に解決した。ドイツ語でWolframというらしい。なぜドイツ語かは調べればすぐにわかった。当時は中学校の図書館で百科事典とかを見たのだけれど、今はインターネットですぐに調べられるから便利だ。タングステン - Wikipedia
 そしてその疑問が解決したら二番目は皆、「塩がNaClなのはわかったけどNaとClって両方とも毒だよな…死ぬよな」ってことを思うはずだ。二番目でなくても早いうちに思うはず。Naは空気中では反応が起こってしまうので石油中に保管する、水につけると爆発するとか、塩素ガスは有毒だとか聞かされて、毎日毎日僕らはNaClを取り続けているが、大丈夫なのか?と思った。先生いわく、「金属ナトリウムじゃなくてナトリウムイオンだから大丈夫」とかいっていたような気がする。うろ覚えだけど、そんなこと言われてもね、中学生にはわからないよ。
 最近ようやくわかったというか、「そんなもんなのか…」と少し実感し始めたくらいで、完全に納得することはずっと無いと思う。