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笹倉及介の日記ブログ

井の中の蛙、横に井戸を広げる

最近リア充という言葉が流行って、僕もそれなりにその言葉について考えたりしていたのだが、どうやら、一般的に僕の今の生活はリア充ではない。リア充になるためには何をすればいいか?ということを考えた結果、「そうだ、旅に出よう」という結論に至った。
そういうわけで、先週は自転車で隣の市まで行ってきたのだった。今日もその辺をうろうろと、自転車でご近所世界一周してきた。独りで。今日の目的は、キンモクセイの花を探しに行くことだ。何故キンモクセイかというと、昨日、インターネットを徘徊していたら、キンモクセイについて言っている人が全く別のところに3人居て、「そうか、今はキンモクセイが流行なのだな」と思ったからだ。「これは見に行かなければ」「でもどこにあるのだろう?」 そういうわけで、自転車でご近所をうろうろしてきた。
目的も無くふらふらとしているわけではないが、別に目的地があるわけではないので明らかにふらふらしているし、ひょっとして自分は不審者と見られていないかな?と思いつつ、知らない道に入ったりしているうちに、迷った。けれど、キンモクセイはみつけた。思ったよりオレンジだった。でもそれどころじゃないのである。来た道を戻っているつもりだったのに、全く別のところに行っていた。まあそのうち何とかなるだろうと思って気楽に進んでいったのだけど、そろそろ疲れたから帰りたいとか、暗くなってきたから余計に帰れなくなるとか思って非常に不安だった。
最後には全く見当違いだったけど、知っている場所に出たのだった。「あー!ここ知ってる!」と思ったときの感情といったらもう、カタルシス?ブレイクスルー?安心感?なんというか、今まで良く知らなかった場所が、一気に知っている場所になって、世界が広がった感覚はとてもよいものだった。