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笹倉及介の日記ブログ

魚の干物

今日の晩御飯は、秋刀魚の開きとご飯と味噌汁という簡素なものだった。魚は焼くだけで食べられるし、味噌汁はインスタントなのでとても簡単に作ることができる。というか、もう料理ではない。素材のままおいしくいただいているだけだ。そんな晩御飯を食べる日は結構多かったりする。魚が好きだからだ。僕は基本的に粗食が好きだ。味が薄くて、単純で、安くておいしい。魚の干物は毎日食べても良い。肉と魚どっちが好き?と聞かれたら迷わず魚と答える。そのくらい好きだ。
「身取る(みどる)」という言葉はもしかしたら方言なのかもしれないと思った。魚の食べられる部分と食べられない部分を箸で選り分けて食べることを身取ると言う。以前友人同士で魚を食べる機会があったとき、僕は比較的それが上手なようだった。箸の使い方にも自信がある。左利きなので「左で器用に箸を使うねぇ」などと感心されることが結構ある。でも別に器用なわけじゃなくて、ただ逆なだけだ。左が普通なだけだ。
そういうわけで、今日の魚は綺麗に身のところだけ食べられ、骨と皮だけが残る。皮は食べようと思えば食べられるし、おいしいけれど、今日は食べないことにした。あまりに綺麗に身取ることができたので、そのまま飾っておきたかった。こういうことは良くあって、チロルチョコの包み紙を綺麗にそうっと剥がして、中身だけ食べて元にあった形に戻すなんてこともやったりする。食べる前と後で違うのは中身だけだ。形骸化である。

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