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笹倉及介の日記ブログ

なぜ理系の学問が好きか

自己分析。
僕はだいたいの理系学問が好きだ。サイエンスが大好きだ。典型的な理系だと自分で思う。それに加えて工学っぽいことも好きだ。SFに出てくるような機械たちを見ると心が躍る。ニュートンや日経サイエンス子供の科学などに書いてあることが大好きだ。そういうことは昔からずっと好きだった。今は大学院で物理や化学に含まれる研究をしているが、しみじみと「理系が好きだなー」と思う。
理系の女の子の取扱説明書 - 毛の生えたようなもの
上記リンク先の文章を読んで、いったいぜんたい僕はどうしてサイエンス大好きっ子になったんだっけ?思ったので、考えてみた。

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僕は自然が好きだ。それは森林とか、緑溢れるとか、海とか山とかの自然ではなくて、もっと広い意味での自然。自然科学で使われるほうの自然だ。人工物も自然に含まれる。そういうものたちが、「こうすれば」「こうなる」そういうことが好きなのだ。ボールを手から離すと、落ちて跳ねる。砂場に足を踏み入れると、足跡がつく。壁を指で押すと、壁は動かないが指が痛くなる。鉛筆に力を加えると折れる。二度と元には戻らない。そういうことを面白いと思う。それが根源にあるから理系なのかもしれない。
そいつらはただの物質で、ものを言わない。僕は比較的ものを言わないものに愛着を持つ傾向にあるということに最近気がついた。根が内向的なのだろう、自分ひとりで考え込むことが好きなようだ。だから相手は喋らないものの方が良かったのかもしれない。

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もう少し単純に考えると、子供のころドラえもんが大好きで、そこからサイエンスに興味を持ったのが始まりだったかもしれない。小学館から、ドラえもん関連で色々と本が出ているのだ。道具の中の構造が書かれている図鑑や、ドラえもんの中にある科学をわかりやすく解説した本などがたくさんあった。本屋ではカバーがかかっていない種類の本なので、両親が買い物をしている間僕はずっと立ち読みをしていた。

ドラえもん不思議サイエンス (ビッグ・コロタン)

ドラえもん不思議サイエンス (ビッグ・コロタン)

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レゴブロックを買い与えられて遊んでいたからかもしれない。あれはかなり理系的おもちゃだと思う。いや、僕がそういう思考回路だからそう思ってしまうだけなのだろうか?
いずれにしても、卵が先か鶏が先かの話のように、もともとそういう性質だったから理系好きなのか、小さいころにちょうどよく理系っぽいものに出会ったから理系好きなのかはわからない。好きだから好きとしか言えない。