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笹倉及介の日記ブログ

ぼくには数字が風景に見える

ぼくには数字が風景に見える

ぼくには数字が風景に見える


アスペルガー症候群で数字に対して共感覚を持つ人が書いた本。その人の半生が書かれている。
この本を読んでいると、そういう生まれながらの病気も、その人の個性であると思うようになる。しかし僕と全く別の感覚を持っていて、とても興味深い。共感覚というものがあまり実感できないが、言語感覚に対してはだれもが共感覚を持つらしいと書かれていて、なるほどと思った。確かにそうだ。本の中では、角ばっていてギザギザな図形と丸みのあるなだらかな図形を見せて、どちらが「マルマ」でどちらが「タカテ」ですか?と聞かれたら丸みのあるほうを「マルマ」、角ばっている方を「タカテ」という人が圧倒的多数らしい。そこを読んで初めて共感覚が理解できた。