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笹倉及介の日記ブログ

桜は何のために生きているのか

僕たちが春になったら見たり、下で宴会をしたりする桜の木はだいたいがソメイヨシノという品種で、その品種は次世代に子孫を残すことはできず、接木で殖やされる。
それはどういうことかというと、あいつらは生きている意味が自分たちの種の繁栄ではなくて、人間を喜ばせるために生きているのかもということだ。種の繁栄のために生きていない生物が人間以外に、しかもこんなに身近にいるとは思わなかった。自分の子孫のことなどどうでもいいから人間に綺麗だと言われたい。そんな思いで頑張って咲くのだ。
そう考えると綺麗なのも納得だし、人を狂わせることなど簡単なことに思えるし、死体の一つや二つは埋まっているかもしれない。