狼と香辛料 6
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/12/10
- メディア: 文庫
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読む本の選択を間違えた。ゼロの使い魔を読んだ後にこの本を読むべきじゃあなかった。ルイズとサイトの別れが辛いよう、でもいつかは別れなきゃならない、辛いようと思っていたのに、この本もそんなだ。ホロとロレンスの別れが辛い。でもいつか旅は終わって、別れるときが来てしまう。
それにしても、ホロとロレンスのラブラブっぷりに遠慮がなくなってきた。もう子供でも作って末永く幸せに暮らせばいい。だけど種族を超えた愛というのはなかなか難しくて、ロレンスがヨボヨボの爺さんになってもホロは今のままなんですね。そういうのは無条件で泣きたくなるので、ホロは人間になることができました、ロレンスも商売で成功したし、ホロ無事に結ばれて子供を作って一緒に年を取って幸せに死にました。そういう最後が良いのだけど、そうもいかないだろう。
今回は商売の話でもなく、ほのぼのとした痴話喧嘩だ。経済学トリックもあったけれど、それの解決編は次の巻に持ち越し…なのかどうかわからないが、どうやらヒントは全て書かれているようなので、わかるのかも。でも次の巻を楽しみにしておきたいので謎解きはしなくてもいいや。でも続きが楽しみなのだけど、終わりに近づいていくのでなかなか読みたくなかったりする。
次はアリソン (電撃文庫)のような読了感爽やかで別れが悲しくない小説が読みたい。何が良いだろうか。