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笹倉及介の日記ブログ

今日会った人たち

就職活動中。それほど頑張っているわけではないけれど、週に2回は東京へ行ったりする。普段とは比べものにならないくらいの数の人間がわらわら動いているのを見るわけだ。いつもは有象無象のうごうごでしかない人たちだが、今日は少しばかり注目すべき人たちが二人居た。二人とも子供だった。

電車待ちをしているときに会った子供

幼稚園児くらいの子供がなぜかこちらに向かって手を振っていて、完全に私と目が合っていた。「え?おれですか?」なんて思って和やかに手を振り替えそうとした。たぶん隣に友人が居たりしたら、勢いでもっと派手なパフォーマンスをしてしまっただろうけれど(ジョジョ立ちするとか)、そこには友人が居なかったので、ちょっと躊躇したのだった。でもその子供は、私の後ろに新幹線が来ていて、それに手を振っているだけみたいだった。躊躇して良かった。
たぶんこれは、一緒に居てくれる人がいると、躊躇していることがあっても勢いがつくから行動的になれるよね!という話。友人が大切だというとても良い話。あと「ちゅうちょ」はひらがなで書くと異様にかわいいという話。

熱心に本を読む子

私が電車で座って本を読んでいるとき、小学校低学年くらいの子が真正面に座って同じように本を読んでいた。熱心に海底二万里を読んでいた。小学生の時に読んだらどれだけ面白い本だっただろうなあ。私があのくらいのときは、十五少年漂流記を何回も読んでいたなあと思って、その子には少し好感を持った。だから快速に乗り換えたら早く着いたところを乗り換えなかったし、終点までずっと一緒に本を読んでいた。
たぶんこれは、「君と一緒に本を読みたい」という話で、乗り過ごした話ではない。帰りで良かった。行きだったら面接に遅刻していた。