科学を短歌によむ
- 作者: 諏訪兼位
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/10/05
- メディア: 単行本
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まず第一に、「あっ」と心が揺れるようなことがあったときに、その感動を何とか言葉にして、短歌一首に仕上げる努力をしよう。小さな感動でも大きな感動でも構わない。俵は、「短歌をよむとは、感動の種を言葉に育て上げることなのだ」と述べている。味わい深い言葉である。短歌は感動によって生まれる。
科学と文芸という両方とも好きなジャンルの融合ということで、非常に興味があった。読んでみて、味わい深い短歌にたくさん触れられてとても良かった。これは何度も読み返したい本だ。
自分でも短歌を作ってみようかと思う。
どうでもいいことだけど、「たらちねの」という枕詞は特に意味はないようだけれど、それで5音を消費してしまっていてもったいないのではないか。