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笹倉及介の日記ブログ

大学へ来て良かったこと

大学図書館は、ほとんど全ての本が僕にとってわけのわからない暗号のようなことが書いてあって、一応日本語のものもあるけれど、本当に難しくて専門家しか使わないようなものがほとんどだ。その中の、僕の研究である一ジャンルがある一角だけが、僕にとっては明るくて、暗号でない部分だ。そういう一角が大学図書館に出来たということがすごく嬉しい。6年間も無駄に大学に通った成果だ。こういう、ちょっとしたことが嬉しくて、勉強して良かったなあと思う。
他にもたとえば、シャンプーの裏の成分表示を見て分子構造がわかるとか料理をしていて熱力学のことを考えて火を使ったりするだとか、道に転がっている石ころの組成や結晶構造を考えたり、空の青や赤を見て電磁波の波長のことを想像したり、ボールペンの仕組みに悩んだりする。そういうことが出来ることが嬉しい。日常の中には僕の分野は生きてくる。おそらく、そういう視点は科学を勉強しないと持てないのではないかと思う。だから、僕は満足だ。僕は新たな視点を手に入れた。生活に直接役に立たなくても、勉強してすごく良かったと思う。大学へ来て良かった。

追記

他の分野を学んだ人はどういった視点を獲得するのか気になりました。人文科学を学んだら、人間の社会的な動きに注目したりするんでしょうか。

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