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笹倉及介の日記ブログ

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー


本屋大賞を取ったそうな。賞を取ったりする本なんて読むものかと思っていたけれど、友人に読めと勧められて、貸し付けられた。そうして少し読んでみたら、とても面白い。半日もかからずにあっさり読んでしまった。内容が薄いとか、短いと言うわけではなくて、面白いから一瞬で読み終わったのだ。過去と現在が入り乱れて話が進んでいくが、何気ない一瞬にも伏線は張られていたりして、なるほどなーと思った。スピード感がある小説であったと思う。「24」に似ているのかもしれない。
一国の首相が暗殺され、それの犯人として追われることになる男、逃げ切ることが出来るのか?濡れ衣をはらすことが出来るのか?
おすすめ。ただ、また洋楽がネタになっているところが少し気になった。伊坂幸太郎は洋楽を話の核に用いることが多いのだろうか。まだ少ししか読んだことはないんだけれど、全てに洋楽が出てきた気がする。こういうのって一度鼻に付くと離れない。せっかく面白い作家なのに。