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笹倉及介の日記ブログ

雨の形

しずくのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―ポーランドの絵本)
雨粒の形は、大福のような、球の下半分をつぶした形をしているそうだ。これは、落ちてくるときの空気抵抗の影響らしい。雨でなくとも、水道の蛇口から一滴一滴落ちていく水滴も、最初は球に近い形で落ち、大福型になる。しずく型、水玉型の形で落ちる水は存在しない。それはもう間違いなくて、理論的にもわかっていることだし、実際に観察されている。でも実際には目で見ても観察できないので、特殊なカメラを使うことになる。
じゃあどうして絵にすると、雨粒の形はああいう「しずくのぼうけん」や、「ぴちょんくん」のような形をしているのだろうか。窓や葉についた露が落ちる様を見て、「ああ、雨もこんな感じで落ちていくのだろうな」とみんなが思ったのだろうか。虹の色は世界共通ではなく日本は7色だけど、3色の国もあると聞いたことがあるけれど、雨の形は全国共通だったのだろうか。