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笹倉及介の日記ブログ

料理の序列

食材編

「野菜炒め」というメニューがある。
これにはたいがい肉が入っているものだけど、「肉炒め」という名前にはならない。肉が半分以上を占めていても野菜炒めは野菜炒めだ。つまり、食べ物業界の序列は
野菜>肉
ということがわかる。卵が落としてあったり肉が入っていたりするうどんは「月見うどん」「肉うどん」と言うけれど、そこへ生野菜をいれると途端に「サラダうどん」になることからも、野菜はかなりランクが高いと思われる。
しかし「ポテトサラダ」がある。たいていの生野菜はジャガイモに勝てないということだ。サラダは生野菜を用いた料理につけられる名前だ。しかしポテトサラダにおいては脇役に過ぎない。
ジャガイモ>野菜
ということになる。
最初のとあわせると、
ジャガイモ>野菜>肉
である。
「ビーフカレー」にはジャガイモが入っている場合もあるが肉が主役である。
肉>ジャガイモ
ということがわかる
これにより三すくみが成立する。肉はジャガイモに強く、野菜に弱い。ジャガイモは野菜に強く、肉に弱い。野菜は肉に強くジャガイモに弱い。

メニュー編

カレーが一番わかりやすい。カレーを料理する場合、食材は
野菜サラダ+肉→野菜炒め→野菜シチュー→カレー
という過程を踏んでやっとカレーになる。つまりカレーには野菜炒めや野菜シチューの要素を全て含んでいることになる。カレーは一番大きな集合だ。
サラダ⊂野菜炒め⊂野菜シチュー⊂カレー
ということだ。カレーはより上位の存在ということになる。


ということを話したら喜んで面白がってくれるひとが身近にいないかなあ。