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笹倉及介の日記ブログ

バナナダイエットをしている人はいないのかも

バナナが流行しているらしい。流行していると言うより、させられていると言ったほうが正しいみたいだが、詳しくは知らない。ワイドショーか何かで取り上げられたのだろう。
そのことを知って、僕はバナナが食べられなくなった。べつにバナナを毎日買って食べているわけではない。一ヶ月に一回くらい、スーパーで目に付いたときに買うことがある程度だ。ここ数ヶ月は忘れていた。でも、バナナが流行っているらしいということを知って、バナナのことを思い出し「そういえば、最近食べてないし、バナナ買おうかな、久しぶりに食べたくなったな」となったのだった。僕の中でバナナは、カップラーメンやファーストフードのように「たまに食べるとおいしい食べもの」の中の一つなのだ。

でもここで買うと、「ワイドショーを見てバナナを買う何も考えていない人間」というレッテルを貼られてしまうから、買えない。間違ってもブログにバナナを食べたなんて書けない。僕はたまたまバナナの話を聞いて、バナナのことを思い出し、食べたくなったというだけなのに。

もしかして、バナナが売り切れ続出なのは、市民がワイドショーでバナナのことを思い出し、ちょっと買ってみたというだけなのではないか。それでバナナが流行っているということになって、また誰かがバナナのことを思い出し、買ってみる。それだけ。流行に乗せられたというより、ただのテレビによる宣伝効果だ。そして痩せるという話題は噂になりやすい。バナナを買うときの最後の一押しとしてワイドショーや風説があっただけで、本気で信じてダイエットしようという人はごく少数なのではないか。