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笹倉及介の日記ブログ

クラゲ

クラゲについて僕は人並み以上に考えている自信があります。好きな動物は?と聞かれたら、別に積極的に嫌っている動物は居ないし、悩むところですけども、ベストスリーくらいには確実にクラゲが入っていることでしょう。あとは、猫とカエルですかね…。犬、亀、カブトムシも好きです。秋刀魚なんかも好きですが、意味が違ってくる。
最近ノーベル賞も受賞したことでクラゲも世間的に認められたことだし、今日はクラゲについて書こうと思います。ただ、僕は人並み以上に考えているだろうけれど、専門家ではないので、学術的なことは何も言えず、ただの妄想です。

クラゲは不思議の塊です

何故クラゲが好きなのかというと、一番は不思議だからです。あいつらは本当に何を考えているのかわからない。もう何も考えず、プログラム通りに自動的に動いているという感じです。「あ、あの辺に行きたいな〜」とか、「今日は良い天気だな〜」とか「これおいしい」なんて思っているはずがない。透き通っているのに何が何だかわからないし、生きている意味とかもよくわからないし、そういう、「何が何だかわからない」感じに心を奪われているのです。考えても考えても謎が深まるばかり。そんなヘンな生き物のくせして大発生したりノーベル賞取ったりして目立っている。もうこれは好きになるしか無いような気がします。

クラゲはヘンなふうに殖える

クラゲは雌雄同体だけど、細胞分裂なんかではなく、有性生殖をする。それだけでもなんだか予想を裏切られた感じがするのに、あいつら、想像を絶する殖え方をする。
まずクラゲ同士で交尾し、卵ができる。そしてその卵は海を漂い、岩などにくっついて、そこから植物みたいに何かが生えてくる。その「植物みたいな何か」にだんだん節が出来てきて、回転寿司の皿を重ねて出来た塔のようになるそうです。

その皿の一つ一つが分かれて、クラゲ一匹一匹になるらしいのだ。
なんだそれ、そんなのアリなの?え?君たちは植物だったの?なんなの?そんなSFみたいな殖え方でそりゃあ大量発生もするよ!クローン何匹居るんだよ。有性生殖と無性生殖の良いとこ取りじゃないか!

考える星

あいつら、考えれば考えるほど、知れば知るほど不思議なやつらで、これはもうSFにするしかない。
クラゲは、個で考えているのではなく、クラゲ全体で考えているのではないか。脳細胞の一つ一つのようにクラゲが海に漂っている。あいつらの形状はアンテナっぽい。触手は送信、パラボラアンテナっぽいところは受信だ。光るクラゲも居るし、通信をしているに違いない。他のクラゲと通信をして、クラゲという群で考えて生きている。クラゲ全体には知性があるのではないか。というか、クラゲは海全体に居るわけだし、クラゲは地球の脳細胞的な役割をしていて、知性があるのは地球であり、クラゲはその機能の一部に過ぎないということかもしれない。