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笹倉及介の日記ブログ

テキスト摂取適正量

図書館でリサイクル市というものがあった。陳列されている本は自由に持っていっても良いという素晴らしい催しだ。
ただで貰えるのだから、普段は読まないようなものを持って行こうと思い、児童文学を6冊貰ってきた。どれも面白そうです。
しかし、いくら児童文学で内容が平易だからといって、一日では読み切れない。一冊1時間程度で読み終わってしまうけれど、一冊読み終わってから次の一冊を手に取るまでとても時間がかかるのだ。思うに、一人一人に「一日に読めるテキストの量」というものがあって、それは容易には超えられないのではないだろうか。
書評ブログで一日に数冊のレビューを書いて、それを毎日続けている人などはその量が多いのだろう。とある書評ブログで、僕の好きなシリーズを読み始めたなあ、と思ったら、いつの間にか僕がまだ読んでいない最新作まで読み終えていたという、何が起こったのかよくわからないと思うが、頭がどうにかなりそうで、催眠術ではなく、超スピードで読みこなす、チャチなものでは断じてない、恐ろしいものの片鱗を見たことがある。もう一回言うけど、アレは恐ろしい。
もう少し沢山読めれば良いのに。もちろん、時間の使い方が下手糞であるというのも読むのが遅い原因の一つだが、テキスト摂取適正量をもう少し増やしたい。
そういえば、新聞やブログと小説は別だ。いくら新聞を沢山読んでも小説が読めなくなると言うことはない。でも小説を一定量読み終わると、それ以上小説が読めなくなる。しかし新聞は読めるしブログも読める。ビジネス書の類も読むことができる。
小説を読むことは「世界創造」もしくは「人生追体験」なので、そういうクリエイティブな仕事は一日に一回までと言うことなのだろうか。もうちょっと、あと一二回はできると思うのになー。