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笹倉及介の日記ブログ

ハローサマー、グッドバイ

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)


いろんなところで話題になっているので読んでみました。
「あんなに話題になっているのだから当然面白いんだろう」と思いながら読む本はあんまり面白くないという法則があるのだけれど、それでも読んでしまった。だってSFでしかも青春小説というのなら、もう無条件で読むしかないでしょう。

で、自分自身も話題にしてしまうのでなんだか申し訳ない気分だ。どんどん話題に出して、これから読む人の期待感を無責任に高めてしまっている。これから読もうと思っている人がもしこの記事を読むのだったら、もうこの辺で読むのをやめた方がよいと思う。

主人公ドローヴは小賢しい感じのする少年です。「ライ麦畑で捕まえて」の主人公のようです。僕はちょっと好きになれませんでした。だから主人公の主観で進む文章自体に好感は持てなくて、それはとても残念だった。それでも、創られた世界に魅せられてどんどん読んでいきました。

リボン、ブラウンアイズという女の子と三角関係になるドローヴ。女の子たちはかわいいんだけど、ドローヴは口がうまいなあ。大人顔負けの口説き方じゃないか。欧米ではみんなこんな感じなのだろうか。

ストーリーの展開はいろいろとあるわけですけど、ずっとSF的な話題が無くて、あれあれ?といううちに終わりの方に来てしまって、どうするんだろうというところで急に事情が変わります。

方々で言われていることですけれど、読んでいくうちに積み重なっていく違和感や疑問点が最後の数ページで一気に解決するのはすごいですね。脳汁出まくり。

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