hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

空がなぜ青いのか、とか

そういう子供でも思いつくような疑問に、答えは出せるけれど、本質的ではない気がする。レイリー散乱とか関係してるみたいで、一応説明できるとは思うけど、本当にそうなのかが僕には実証できない。それでつじつまが合っているからそういうことになっているだけなのではないか。
世の中の大半の人にとって、科学なんてものは「偉い人が言ったからそうなのだ」という理解に過ぎないし、名前を知っただけで理解しているつもりになっていることもあるよね。一瞬でひっくり返る可能性だってある。

真実なんて誰にも分からない。「たぶんこれが真実なんじゃないかな、うまく説明できるし…」くらいの自信のなさが科学だ。

世の中に不思議はないって京極堂は言ってたけど、僕にとっては不思議だらけだ。とらえ方によるけど。

自然科学は「なぜそうなっているのか」を考える学問だけど、本質をとらえることは難しい。
僕の専攻の教科書には、分子がランダムに動いていることを前提にして書かれているが、それはどういう過程でそうなったのだろうか?それは教科書には書いていない。

もう科学は劇的な発展はないのではないか。「なぜそうなっているか」というのは統一理論の完成待ちなのかも。今の研究は結果論というか、工学に近いことが多いような気がする。僕がそういう研究室にいるだけかもしれないが…。でも、子供でも3歩で量子力学を理解しなければ答えられないような疑問にたどり着くのに、「なぜ?」と問われても分からないことが多すぎる。

そういえば、関係ないけれど「自然対数の底eはどこからでてきたのか」という疑問がずっとあった。なぜか自然界のことを記述するのにeがよく使われる。黄金比なんかもそうだ。何で黄金比がよく出てくるのか?そういうことに、一瞬 「なんだ、常識的に考えればそうだと言うことはすぐにわかるじゃないか」というくらいにわかりそうだったけれど、すぐに忘れた。一瞬だけ天才だったかも。

なんだかまとまっていないしめちゃくちゃだけれど、お酒を飲んでいて酔っぱらっているせいにします。