坊ちゃん
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
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初めて読んだ。今更ですね。公開するのも少し恥ずかしいが、非常におもしろかった。漱石は全部おもしろいな。読みやすいし。
竹を割ったような性格の主人公を見ていると、とても気持ちが良いですね。僕も見習えばいいと思った。
いたずらと罰はつきもんだ。罰があるからいたずらも心持ちよくできる。いたずらだけで罰はご免蒙るなんて下劣な根性がどこの国に流行ると思ってるんだ。
考えてみると世間の大部分の人はわるくなる事を奨励している様に思う。わるくならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊ちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。それじゃ小学校や中学校で嘘をつくな、正直にしろと倫理の先生が教えない方がいい。
世の中はいかさま師ばかりで、御互いに乗せっこをしているのかも知れない。いやになった。
上記は主人公の思考だ。このくらい気持ちの良い性格になりたいものだ。