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笹倉及介の日記ブログ

歌の好みとか初音ミクとか

今日、tumblrのdashboardで、「愛とか恋とか歌っている歌はもううんざりだよね」「あと、ありがとうとかも」なんてのを見た。そのときリブログしそこなってもう今は掘り起こせないくらい深いところへ行ってしまったので引用できないのが残念だけれど、心の底から同意した。リブログしておけば良かった。

常々そう思っていたのだ。それ以外にも歌うべきものがもう少しあるだろう、と。僕は「朝起きて〜鉛筆が垂直に立っていて〜ふしぎ〜」とかそういう歌を聴きたい(なんだこの歌詞は)。昨日まで明日からとか、カブトムシ対クワガタとか、マトリョーシカ、鉄塔、カエル、クラゲ、ピタゴラ装置を見たときのような感情を呼び覚ませるような歌とか…いや、実はパッとは思いつかないから不思議な感じがするものを列挙しただけだけれども、とにかく愛や恋以外にもっとたくさん歌ってほしいことがあるんだ。歌や詩というものは、ちょっとわかりにくいような、言葉では表現しがたいような感情を詠むものではないのか。恋愛はもうどうでもいい。だってわかりやすいじゃないか。まあ愛とか恋とかありがとうさようならなんて歌も、わかりやすいからこそ良いし、実は結構好きだけども、僕はもうちょっと、自分ではいかんともしがたい分かり難い感情を歌にしてもらいたい。自分では音楽を作れないから勝手なことを言っているのはわかっているけれど。

僕がみんなの歌とかアニメソングに妙にはまってそればっかり聞いていたりするのは、そういう理由があるかも。あとは歌のない音楽だったり、英語だったりして詩が聞き取れなかったりするものを聴いている。ゲーム音楽もよく聴く。

ボーカロイドに聴きたい曲が多い

初音ミクが登場して初期に多く見られた「初音ミクによる初音ミクのことを歌った歌」、自己言及的と言えばよいのかよくわからないが、つまり、「私は作りものだけど一生懸命歌うよ」的な、そういう歌が僕は大好きで、手塚治虫とか藤子・F・不二雄で育ってきた僕は、とても良いと思った。cosMo@暴走Pなどはipodに入れてちょくちょく聴いている。

カエルとか、ハトとかそういう歌もあった。最近だとトエトとかダブルラリアットとか、まさに、前述の「愛とか恋とかありがとうさようなら」以外のジャンルが初音ミクでたくさん出てきたのだった。これはとっても喜ばしいことだ。絶対に一般では評価されないような、冗談みたいな音楽でもニコ動では評価されランキング上位に上がってきて、そして僕にも届き、僕がたいへん気に入り、ipod入りする。なんと素晴らしい流れなのだろう。どんどん伸びろ初音ミク


それだけです。