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笹倉及介の日記ブログ

Perfumeと初音ミク、とSF的なよくわからん感覚

初音ミクは別に音楽が好きというわけではなくて、というより、音楽は作者それぞれによって全く違うから、好きなのもそうでないのもあるのだけれど、僕は初音ミクのキャラ自体が好きなのです。その理由の一つは、僕が初音ミクに対してSF的な何かを見出しているから、というものです。つまり、

  • 合成音声なのに感動してしまうという不思議な事態に感動する。音楽に感動するのはなぜか?
  • ロボットであるミクが人間になりたい、人間を目指したいと思っているというような設定。人間らしいとはなんなのか?

なんだかうまく言えないし、あんまり詳しく言語化して分解、分析していくのも無粋な気もするのでこんな感じとしか言えない。あとは、ニコニコ動画での流行の仕方の顛末とか、ビジュアルとかが好きというのもあります。

で、この記事を読んで、Perfume あ〜ちゃんの壮絶な苦悩と絶望の吐露、そして彼女は壊れてゆく@Rockin'on JAPAN 09年7月号 - Aerodynamik - 航空力学
内容とはあまり(全く?)関係ないけれど、唐突に、Perfumeはミクとは逆であるなあ、と思った。

ミクは人間を目指すロボット。ロボットに何故だか人間の感情が芽生え、人間を目指したいと思う。
Perfumeは人間なのに、ロボットにされてしまった。感情を失って歌う機械になったけれど、どこかでまだ少しだけ心が残っている、ようなことを読み取れる。

ロボット→人間
人間→ロボット

逆であるけれど、同じ所が好きというかなんというか。人間と機械の乖離から、人間のすばらしさ、不思議さに感動するというか…。いや、やっぱりうまく言えない。PerfumeにSF的な何かを見出してしまいました。まあ僕が勝手に思っているだけ。でもそれから、僕は急激にperfumeの人自体を好きになりました。以前まで、中田ヤスタカの音楽が好きだったから聞いていただけだったのだけれど、のっち、あ〜ちゃん、かしゆかの三人が好きになった。
なんなんでせう。ほんと不思議だよね、人間。