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笹倉及介の日記ブログ

2009年のおすすめ5冊

今更遅い気がするが、思いついたらやっておこう。去年僕が読んだ中で、とびきりおすすめな本を5冊紹介します。あんまり話題になっていなかったものを選んだよ。個人的に人生がちょっとばかし動いたなーと思う本ばかりです。よい本はよい人生を作る。全部おすすめ。

物理法則はいかにして発見されたか (岩波現代文庫―学術)

物理法則はいかにして発見されたか (岩波現代文庫―学術)


「ご冗談でしょう、ファインマンさん」は有名過ぎるほど有名なので、あえてこちらを。物理学を中心に、科学とはどういうことかがよく分かる本です。理系の人はみんな読んで欲しいですね。わかりやすくて読み物として面白いです。


ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき

ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき


この本には本当にスゴイ、ぶっ飛んだ未来が書かれています。著者は本気でそれを考えていて、それが50年以内に起こることだというのです。驚きの連続と未来への希望に満ちた一冊。人間やってて良かったとか、技術者である僕は次世代のために頑張ろうとかポジティブな思いが爆発しました。

タングステンおじさん―化学と過ごした私の少年時代

タングステンおじさん―化学と過ごした私の少年時代


この本はノスタルジーに浸ることができるのだけれど、一つも経験したことのないようなことの書かれているとても不思議な感じのする本でした。子供時代、初めて化学実験に触れたときの感動を思い出します。


他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)


「心を込めずに働く」というようなことが書いてあって、これを読んだおかげで、入社1年目を乗り切れる気がしました。変に力が入らずに、気楽に生きていけるような、生きる限り続く悩みをばっさり切り捨てる本です。

ひとりでは生きられないのも芸のうち

ひとりでは生きられないのも芸のうち


これこそ人生を変える一冊になるのかも知れません。なにしろ、これを読んで目から鱗が落ちたので、片思いの人に告白してしまったわけですから。しかも実った。当たり前だけれど、目を背けていたこと、分からなかったことが書かれていた。僕と同じように目が曇っている人は読むと良い。社会の本質が書かれているように思えました。あとタイトルが素晴らしい。



なんだか非常に個人的な都合が混じっていて、他人に勧めるような文章ではないかも知れません。まあいっか。