2009年のおすすめ5冊
今更遅い気がするが、思いついたらやっておこう。去年僕が読んだ中で、とびきりおすすめな本を5冊紹介します。あんまり話題になっていなかったものを選んだよ。個人的に人生がちょっとばかし動いたなーと思う本ばかりです。よい本はよい人生を作る。全部おすすめ。
- 作者: R.P.ファインマン,江沢洋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/03/16
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 49回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」は有名過ぎるほど有名なので、あえてこちらを。物理学を中心に、科学とはどういうことかがよく分かる本です。理系の人はみんな読んで欲しいですね。わかりやすくて読み物として面白いです。
ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき
- 作者: レイ・カーツワイル,井上健,小野木明恵,野中香方子,福田実
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 117回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
この本には本当にスゴイ、ぶっ飛んだ未来が書かれています。著者は本気でそれを考えていて、それが50年以内に起こることだというのです。驚きの連続と未来への希望に満ちた一冊。人間やってて良かったとか、技術者である僕は次世代のために頑張ろうとかポジティブな思いが爆発しました。
- 作者: オリヴァーサックス,Oliver Sacks,斉藤隆央
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
この本はノスタルジーに浸ることができるのだけれど、一つも経験したことのないようなことの書かれているとても不思議な感じのする本でした。子供時代、初めて化学実験に触れたときの感動を思い出します。
- 作者: 池田清彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/04/25
- メディア: 文庫
- クリック: 40回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
「心を込めずに働く」というようなことが書いてあって、これを読んだおかげで、入社1年目を乗り切れる気がしました。変に力が入らずに、気楽に生きていけるような、生きる限り続く悩みをばっさり切り捨てる本です。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/01/30
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 147回
- この商品を含むブログ (83件) を見る
これこそ人生を変える一冊になるのかも知れません。なにしろ、これを読んで目から鱗が落ちたので、片思いの人に告白してしまったわけですから。しかも実った。当たり前だけれど、目を背けていたこと、分からなかったことが書かれていた。僕と同じように目が曇っている人は読むと良い。社会の本質が書かれているように思えました。あとタイトルが素晴らしい。
なんだか非常に個人的な都合が混じっていて、他人に勧めるような文章ではないかも知れません。まあいっか。