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笹倉及介の日記ブログ

近い未来、「若者の地球離れが深刻」と言われるんだろうか

今朝、「若者の地球離れ」というフレーズがポンと頭に浮かんだ。近い将来そういう時代が来るのかもしれない。


SFによくあるような設定で、地球型惑星を植民地化するとか、コロニーが作られるとかで、人類が地球以外にも住むようになった時代。ワームホールによる航行が可能になり、恒星間を一瞬で自由に行き来できる時代。今でも地球には大部分の人が住んでいるが、若者はどんどん宇宙へ出稼ぎに行ってしまう…。
いや、それだと、どちらかというと過疎地の悩みのようになってしまう。「若者の○○離れ」はそういう意味では使われない。


人類が宇宙へ拡散した時代。地球は度重なる戦争や環境破壊により、もはや人類が住める状態ではなくなっていた。住む人が少なくなり、地球を捨てた人は多かった。しかしそれでも人類の故郷ということで、人類が宇宙に拡散するまでの歴史を見ることができる観光地になっていた。人類の多くはそこへ来て、昔を懐かしみ、また、過去の歴史を学び地球以外のところへ戻っていった。しかしながら、地球をまったく知らない世代、つまり「最近の若者」は、地球などには興味はなかった。地球の観光業界は若者の地球離れに嘆き、老人は昔の地球の美しさを懐かしみ若者を否定する。


そんな感じでしょうか。個人的には、近い将来、人類は宇宙へ飛び出していって欲しいし、地球が無くなってもどこかで発展し続けて欲しいと思ってますが、そうなるといつかは「若者の地球離れ」のようなことが起こってしまうので、諸行無常とはいえ、それを考えると悲しくなります。