一部の人が働かなくてもよい理由
架空の話ですが、僕には仲の良い後輩が居て、その後輩は今就職活動に手こずっているらしい。
例えばその後輩が就職できずに卒業してしまって、就職する気もなくぶらぶらするニートになってしまうとする。例えば、の話です。
そうなったとして、後輩が僕のところに訊ねてきたら、僕はご飯を奢ってやっても良いと思う。僕はそれくらいの余裕はあるし、その後輩と話すのはとても楽しいし、ご飯を奢るととても感謝されるからだ。感謝されるのは嬉しい。でも毎日奢ってやることはできない。多少余裕があるとはいっても、そんなに余裕はないのだ。奢るのはせいぜい十日に一回くらいだろう。
つまり、ニートの後輩は僕のように十日に一回奢って貰える人をあと9人見つければ、働かなくても一日一食ご飯が食べられる。十日×3=30だから、あと29人居れば一日三食ご飯が食べられる。
これは30人に一人は働かなくても良いということだ。遊び人のキリギリスは居ても良いのだ。
でも30人も奢ってくれる人を見つけるのはなかなか難しい。だから国のシステムで回しているのが生活保護だとか、年金なのだろうと思った。思っただけだ。