2010年おすすめ5冊
こんにちは。明けましておめでとうございます。去年もそうだったのだけれど、今年もすこしばかり遅いような気がする去年のおすすめ5冊を選びました。特に明確な基準はないです。心に残った5冊だ。
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09/30
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 108回
- この商品を含むブログ (116件) を見る
このシリーズは出るたびに面白くてうなってしまう本で、まだ続いている。ほんとに面白いから読んでもらいたい。
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 160回
- この商品を含むブログ (218件) を見る
なんとなく読書メーターを眺めていたら少し惹かれたものがあったので、暇だったから読んでみた程度のふんわりした動機だったのだが、結構ツボに来た小説だった。特に話の盛り上がりもなく淡々とした小説だったのだが、雰囲気がとても好きになれた。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/01/27
- メディア: 新書
- 購入: 16人 クリック: 114回
- この商品を含むブログ (108件) を見る
一冊にしろと言われたらこの小説を推す。話もしっかりしているし細かいところまで書きこまれている。そして、動物と子供がかわいい。なにより感動する。この小説は児童文学として売られていたり、新書コーナーに売られていたりして、読みたい人にちゃんと行き渡るのか心配だ。子供に読ますにはもったいないといったら怒られるか?新書だから安いしもっと読まれろ。直木賞をとってもっと売れろ。
- 作者: 菊池誠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 188回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
科学と神秘は一生折り合いがつかないモノなのか?いやそうではない。いろんなコトに気付かされた一冊。もういっかい読もうかと思う。科学エッセイと評論の間の文章だった。読みやすい文体で非常に鋭いことを言っていると思った。
- 作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/06/17
- メディア: ハードカバー
- 購入: 9人 クリック: 192回
- この商品を含むブログ (176件) を見る
素晴らしい廃墟小説。荒廃したどこかの星で生き延びる父子の話なのだが、とにかく世界、というか、人間以外がとても美しい。廃墟好きにはたまらない。