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笹倉及介の日記ブログ

靴が欲しいと思っているうちに、二年たった

靴が欲しいと思っているうちに、二年たったが、今日ついに靴を購入した。


今日まで履いていた靴は、三年くらい前に買ったものだったと思う。なんとなく、おしゃれは足下からですね、という気分になり、購入したのだったか。わりと安く気に入ったものを手に入れることができて、ほくほくとして友人に自慢したのを覚えている。僕は単に見た目が好みだったから買ったのだが、あとで聞くと、デッキシューズという分類だということを知った。


そのときは学生で、化学実験などにも関わっていて、薬品を靴の上に落として焦げてしまったことが原因で、穴が開いた。それが2年前だ。穴が開いて、なにか緑色の繊維状のものが出ていた。


その2年前から、靴を買い換えないとな、と思っていたのだが、なかなか自分のめがねにかなうような靴が無い。そのころから、実家に帰ると、毎回「あんた、靴換えなさいよ」と両親から言われるようになる。しかし、これはよい靴だ、と思っても値段が一桁高かったり、そもそも靴屋に行かないので、買い換えよう買い換えようと思っていても、なかなか買い換えることができずにいた。履けないことはないし、これ以上に気に入ったものが無いので、ひとまず同じものを履いていた。


そうやって二年がたったのだが、最近、靴のでこぼこが全くなくなっている箇所があることに気づいたので、さすがに買い換えなければならないな、と思うようになっていた。穴は別にいいのだが、凹凸がないと滑って危ない。経済状況にも少しばかり余裕があるので、予算を多めに取れば良い靴が見つかるだろう。


そんなことを考えながら、3ヶ月くらいは靴屋にも行かずにそのままだったのだけれど、今日実家に帰ると、いつもの「いいかげんに靴を買いなさい」攻撃が始まり、挙げ句の果てには「靴は人間性が一番出るところなのだ」というお説教に発展する始末。これほど大事に靴を履いている人間は居ないし、何年も穴が開いているにもかかわらず履いていたというのは、かなり人間的に「たいしたやつ」であり、一般市民と一線を画している部分である。ものを大事にするのは良いことだから、いいじゃないか、穴が開いているし、少し汚いかもしれないが、愛着があるのだ。と思いつつ、声には出さずにいた。


まあそれでも自分でも靴は欲しかったし、ちょうどよいところにファッションに詳しい人間がおり、「靴屋に行きたいと思うのだが」「よいでしょう。選んであげましょう」「すまんな」「いいんだぜ」というやりとりがあり、靴屋に行くことになった。そうして「これを買いなさい」「なるほど、これは良い」。


そういうことで、久しぶりに靴を買ったのだった。

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