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笹倉及介の日記ブログ

だいたいなんでも炭になる

備長炭とか、竹炭などの炭は、植物を蒸し焼きにするとできる。炭というのは、元素で言うと「炭素」で、元素記号はCだ。備長炭は炭素の塊である。

すべての有機物は蒸し焼きにすると、炭素の塊である炭になる。有機物というのは、炭素が主成分の複雑に絡み合った構造物で、熱すると、炭素以外のものが気体になってどこかへ飛んで行ってしまう。結果、炭の塊になる。ただし、これは「蒸し焼き」の場合だ。蒸し焼きとは、つまり「酸素のない環境で熱する」ということ。酸素があると燃焼反応が起こり、炭素は二酸化炭素になってみんなどこかへ行ってしまう。有機物はあとかたも無くなる。燃え残った灰は無機物だ。

僕たち人間は酸素(O2)を吸って二酸化炭素(CO2)を吐く。炭素が一つくっついて出てきたのは、人間の中に炭素が含まれているからだ。つまり、有機物。あと、プラスチックなんかの合成樹脂も有機物だ。有機物、というと、有機的とか、有機肥料とか、なんとなく生き物っぽい温かいぬくもりを感じる言葉なので、プラスチックなどの合成樹脂が有機物というのはなんだか意外だ。僕のメガネはプラスチックレンズだが、それも炭焼き窯に入れたら真っ黒の炭になるのだろうか。なるはずだけれど、なんだか不思議だ。

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