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笹倉及介の日記ブログ

ぶりと大根だけを買うのが嫌だ

とても嫌だ。


ぶりと大根だけをレジに持って行くのが嫌だ。レジ打ちする人に、「あら、この人今夜はぶり大根ね」と思われるのが嫌だ。耐えがたい。だが、嫌なものは嫌だけど、買わないほどではない。
サンマと大根も一緒に買いたくない。やはりレジ打ちする人に、「あら、この人今夜はサンマの塩焼きに大根おろしを乗せて食べるんだわ」と思われたくない。誰かに見透かされる人生なんてまっぴらだ。
ゲームを買うときに、そのゲームの攻略本を同時に買うのも嫌だ。「チッ、ゲームの良さをわかってねーな!」と店員さんに思われるのが嫌だ。それでも、そうしたいときもあるのだ。
カレーのルー、にんじん、タマネギ、ジャガイモを同時に買うのが嫌だから、他にもアジなどを買ってしまう。ノイズを紛れ込ませて、「あら、この人今夜カレー(以下略」と思われるのを防いでいるつもりなのだ。

本の上下分冊は普通に買える。でも、マンガを全シリーズ一気に買うことは、少し抵抗がある。
店を入って真っ直ぐに牛乳コーナーへ行き、牛乳パックを一つだけ買って、「袋いりません」と言って、牛乳を持ちツカツカと店を出る自分は少しだけかっこいいと思う。