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笹倉及介の日記ブログ

蚊に刺され屋

両足の左右対称のところが同時にかゆくなったり、一晩で六カ所を刺されていたりということが起きた。しかし、未だ姿を見ていないし、羽音も聞いていない。蚊のうるささは古代から嫌われてきたので、少し好かれようと昨今の蚊はステルス技術を身につけたのだろうか。

僕はどうやら蚊に刺されやすい体質らしい。
先日、アナログ放送の終わる瞬間を見届けるため、友人の家に遊びに行った。僕の家にはテレビが無いためだ。その友人はというと、自分の家だから当然のように半裸であった。まあそれは暑いしいいとする。しかし、そうしてしばらくすると、僕だけ蚊に刺される。蚊に刺されて、帰ってくる。友人は半裸なのに、刺されない。なんとも僕のモテっぷりはどうだ、むなしいじゃないか。僕がなにをしたっていうのだ。

子供の頃、NHKかなにかで、江戸時代には、「代理刺され屋」が居た、ということをやっていたと思う。ちょっとググってもそういうことが書かれているページはないので、もしかしたら僕の妄想、夢、幻の思い出だったかもしれない。代理刺され屋は、蚊に刺されやすいような体質の人に部屋の隅に居て貰い、その人に蚊を集めることによって防虫する、というもので、それでお金を貰っていたらしい。お酒を飲むとさらに刺されやすくなるということも知られていたらしく、お酒を飲むと料金アップらしい。

蚊に刺されるだけで、しかもお酒を飲むとよりお金がもらえる職業というのはかなり羨ましいですね。僕もビール飲みながら仕事したら給料アップした、なんてことがあるといいのに。代理刺され屋の才能はあると思うんだけれど。