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笹倉及介の日記ブログ

石屋

出勤途中の道沿いに、石屋がある。結構大きい。そういえば、もう少し先に仏具店もあったことに気づく。そのお店も、かなり大きい。
ふと思った。石屋というのは、つまり主に墓石を売っている。仏具店も、仏壇を売っている。これらのものは、死んだときに必要になるもので、人間は一人につき、一回しか死なないので、売れる数としては、人口よりは絶対に多くならないし、自分のものを買う、ということは無い。リピーターは絶対に無い。ほかにも宗教とかいろいろあって、売れる数というのはかなり限定的であると思われる。それなのに、仏具店、石屋というのは、国道沿いのかなり良い場所に店を構えている。儲かっているように思える。

これにはきっと、理由がある。
たぶん、墓石や仏具というのが、高い買い物で、利益率がべらぼうに高くて、限定的なお客でも利益を出していけるし、人間は必ず死ぬし、必ず誰かしら弔うので、商売が無くなることは無い、ということなのだ。きっとそうだ。

同じように考えると、自動車屋も、一般市民が一生に買う車の数を考えても、異常に多いように思える。5年に一度も買い換えないものなのに、国道沿いには中古車・新車の店がものすごい数並んでいる。それだけ儲かるし、絶対に無くならない商売なのだろう。