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笹倉及介の日記ブログ

時計の短針の動きがわからない

今日こそは時計の短針が動いている瞬間をとらえようと思い、時計の短針を凝視しても、やっぱりわからない。でも、しばらくすると、別の位置にあるので、確かに動いているということは分かるのだが、動いている瞬間をとらえることが出来ない。

人間の意識は色々な補正が入っているという。動いているものは、脳が動いているだろう、と思い込んでいるから、動いているのだ。目を右から左に動かすと、動かしているあいだ、周りの風景が動いているように見えるのではなく、パッパッと動かした始点と終点が二枚の絵のように見える。動かしている途中経過が見えるわけではない。それは、脳が補正しているからだ。

つまり、それは「僕が見ていないところでこっそり動いている」ということと同じことではないだろうか。