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笹倉及介の日記ブログ

信号の矢印は保護されている。あるいは青が迫害を受けている。


二車線や三車線ある交通量の多い道路には、右折するときに対向車を気にしなくてもよいという矢印が付いている場合がある。右折の矢印が点灯すると、対抗者側の信号は赤だ。対向車が止まってくれるので、僕はごきげんで右折することができる。僕はブーンと右折する。矢印を考えた人はなんとよい人なのだろうと思うこともある。この矢印が無かったら、僕は左折のみで会社に行かなければならない。毎日矢印に感謝である。

この矢印は、右折が一番多いと思うが、「左折」「直進」についても同様にある。『青→左折・直進の矢印点灯→右折の矢印点灯→赤』といった感じだ。僕は赤なのに直進することに少し抵抗があるのだが、そういった気持ちは押し殺して直進する。『赤は止まれ』に対して矛盾するような気がしている。右折の矢印は目的が明快に理解できるが、『赤なのに直進せよ』は、誰がどのように動いているか、対向車線や左右の全体の動きが理解できない。理解しようにも、交差点に止まって考えている暇も無く通り過ぎてしまうから、結局わからないままである。


たまに三方向の矢印が同時に点灯する交差点がある。
青である。要するに青である。
この場合、何故青が点灯しないのだろうか? なんだかよく分からないので、調査してみることにした。
google検索:3方向に矢印のある信号

ちょっと調べただけではよくわからなかった。図を用いて説明して貰わないとわかりにくい問題で、ネット上での説明は解決には不得意だ。検索結果を何回読んでもよく分からない。説明を試みる側も、あまり理解している人は居ないように思えた。青ではなく全部の矢印がつくことで誰かがより安全だったりするのだろうか。交通量をスムーズにコントロールできるとか、理由があるのだろうか。きっとなにか正当な理由があり矢印が点いているのだろうということにして僕は考えるのを止め、国の指示に従うことにする。

そんなことより、全部の矢印が出る信号は、もしかして青が点いたことが無いのかも!ということのほうが問題である。青が不憫だ。戦隊ものでは赤はリーダー的存在で人気も高いが、信号において人気の高いのはやはり青信号だろう。そんな青信号さんが点灯せず、電気代を信号4つ分も使い「赤」「右」「直進」「左」を点灯させている。国はもっと青信号さんの気持ちを考えて欲しい。