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笹倉及介の日記ブログ

こたつからの大脱走計画

こたつはとても温かいし快適なので、毎年の冬にはお世話になっているのだけれど、実を言うと毎年のようにこたつを使わずに冬を乗り切る方法について考えている。こたつは危険である。あれは諸刃の剣である。僕たちはこたつの支配から逃れなければならない。

こたつは暖を得るためには素晴らしく効率の良い暖房器具で、こたつさえあればもうファンヒーターやエアコンなど入らないくらいに強力だ。しかもコストは安い。しかし、こたつによって良くないこともたくさん引き起こる。どうしてもこたつ以外の場所が寒くなってしまうので、こたつからなかなか離れられなくなる。そうなると、ごはんの片付けもせずに、こたつで寝てしまったり、こたつから出なくても済むような距離に色々なものが散らかったりする。椅子に座っているよりも床に座っている方が立ち上がるのにエネルギーがかかるので、立ち上がる頻度は必然的に下がる。僕の生活の中の必需品であるPCも、こたつで使うことになり、こたつで使うとキーボードで字を打つときに姿勢が悪くなるので、PCでの操作性が悪くなり、色々な作業の効率が落ちる。記憶力も、こたつに半分寝たような姿勢でいるよりも、椅子に座って机に向かったときの方が良いらしい。僕自身も、こたつの座椅子に居るよりも、椅子に座って机に向かう奉加帳時間着かれずに居ることができる。
全体的に、こたつは「何もせずに暖だけ得る」ためには理想的なものだけれど、いろいろとやりたいことがある身としては、効率を落とすものなのだ。

これまで、色々なことを試してこたつから脱出しようと考えた。エアコン、ファンヒーターなどは、足下が冷えるし空気が乾燥するために断念した。加湿器を買ってみたが、逆に結露で壁紙がはがれたりして断念した。足下を温めるために電気あんかや湯たんぽを使って、なおかつ膝掛けを使うなどしてみたが、足の居心地が悪いので断念した。毎年こたつの導入に抵抗して11月くらいまでは過ごすのだが、12月くらいになって、冬が本気を出しはじめるともう負けてしまう。次の冬は、足下に電気座布団を設置してみようかと思っている。これでこたつから解放されればよいのだけれど。

なんにせよ、ようやく春らしくなってきて、ようやくこたつから解放されるのでよかったと思う。