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笹倉及介の日記ブログ

ゴミを燃やすおばあちゃん

どこかの庭の隅の空き地から、煙が立ち上っている。きっと、ゴミを燃やすおばあちゃんだ。
おばあちゃんといえば、ゴミを燃やす。
ゴミを燃やすといえば、おばあちゃんだ。
なぜ燃やすのだろう?僕たちは効率のよいゴミの熱回収のために、燃えるゴミは自治体の定めるように分別して、回収業者に渡さなければならないと決められている。
おばあちゃんにはそんなことおかまいなしだ。
考えてみれば、薪ストーブを使うときに薪を燃やしても怒られないのと同様に、自分の家の庭でたき火をしても怒られない。きっと、たき火の材料がゴミでもきっと怒られないことだろう。火の始末さえしっかりしていれば、だけれども。
しかし、ゴミは庭で燃やすよりも回収してもらった方が、楽だし安全なのでその方がよいと思う。
おばあちゃんにはそんなことおかまいなしだ。燃やすったら燃やすのだ。
きっと昔は自分で燃やしていたのだろう。生ゴミを燃やして灰にして、畑に撒くと肥料になるとか、そういうことなのかもしれない。結構燃え残っているアルミホイルとかをみることがあるけれど、おばあちゃんはきにしない。そのまま放置。

自分で出したゴミは責任を持って自分の家で焼却処分するというのはよいことのような気もしなくもないが、燃え残りをそのまま埋めてしまうのも、どうなのか。おばあちゃんは、自分の全盛期の時代からそのままなのだが、ゴミは違うのだ。