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笹倉及介の日記ブログ

天冥の標6 宿怨 PART1

天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)

今回も面白かった。

いよいよシリーズの終わりに向けて物語が動き出した感じ。

何よりすごいのが、巻末に付いてくる年表だ。この小説の時代を股にかけた物語を整理する年表が付いているのだけれど、筆者自らまだシリーズが終わってもいないのにこんな年表をくっつけて良いんだろうか。なんだか読者の想像の余地を奪っているようで大丈夫なのか不安だったが、読んでみると、これはシリーズをもう一度最初から読み直さなければならないと感じた。きっとこの年表に画いてない部分で今後どんどん話が進んでいくのだろう。というか、この年表は再読させるための仕掛けなのだろう。

長い話なので、以前に読んだ話の登場人物の名前とか、細かいところを忘れていて、年表を見て、衝撃的事実に気づいてしまった。一刻も早く1巻をもう一度読まなければ!はやくしないと!次巻が出る前に全部読み直さないと!


まだシリーズ未読だけど読んでみたい、という人も、年表が出た今こそ追いつくチャンスだと思う。超面白いシリーズですし、気軽に読める内容であり、一度読んだらもう続きが気になってしょうがないシリーズです。みなさん、僕と一緒に続きが気になってしょうがなくなってしまって欲しいものです。どこかで読書会でもやりたいものですね。
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