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笹倉及介の日記ブログ

パッシングがしたい

バッシングじゃない。パッシングだ。車のライトをパカパカと一瞬だけ遠目にするやつだ。別に煽りたいというわけではない。あれは本来ならば、道を譲るときに行うやつだ。僕はスイッチがあるならば押したい症候群なのである。あまりやる機会がないパッシングは、やってみたいのである。普段押せないスイッチを押せて、しかも他人に親切に道を譲って得たときの満足感は底知れないものであろうと思う。
パッシングをされたことはたまにある。僕が比較的もたもた運転であるからだと思う。

譲ってもらったときに「ありがとう」という意味で「一瞬だけクラクションを鳴らす」という動作を用いる人が結構いる。これもやってみたい。これも同様に、クラクションを鳴らす機会がないからだ。スイッチを押せる機会があるのならば喜んで押したい症候群なのである。しかしながら、譲ってもらう機会の多い僕でも、これはやったことがない。一瞬だけ「ファン!」と鳴らすのが苦手なのだ。「ファン!」ならば「ありがとう」だけれども、「ファーン!」だと意味が違ってくる。「さっさと譲れよ馬鹿」になってしまう。とここまで書いて、なぜそこまで気を遣わなければならないのかと疑問に思えてきた。田舎の車社会に嫌気が差す。