ウェブで無料で読める「白書」がおもしろい
ネット上にこんなに面白いコンテンツがあったとは。盲点だった。
図書館に行ったら環境問題特集の棚があって、「環境白書」が置いてあった。開いてみると、カラフルな図や写真とともに、知的好奇心を満たしてくれるようなことがたくさん書かれているので、読みふけってしまったのだった。
あとから気づいたけれど、環境白書はウェブからでも無料で読める。
PDF版とHTML版があって、環境省のページからダウンロードできる。この連休はずっとこれを読んでいることに決めた。
そもそも「白書」とは
白書(はくしょ)とは、日本の中央省庁の編集による刊行物のうち、政治社会経済の実態及び政府の施策の現状について国民に周知させることを主眼とするもの。 政府の施策についての現状分析と事後報告を中心とした公表資料であり、統計、図表、法令などのデータ集は含まれない。
広義においては前述の刊行物すべてを指すが、狭義においては正式名称・通称に「白書」を含むものを指す。厳密には「白書類」と総称される。
wikipedia:白書
国がまとめてくれる社会情勢の実態を教えてくれる読み物と解釈する。国がまとめてるから無料で読めるのだろう。無料で読めるものの中ではとても品質の高いものだと思う。
ちょっと見た限りでは、エネルギー白書、ものづくり白書、防衛白書、科学技術白書なんかがおもしろそう。僕が興味があるだけだけど。
簡単な表現で書かれていて、中学校の社会の教科書を読んでいるような気分になる。単語がわからなくてもすぐに調べられるし、最新のデータが反映されていて、グラフや図表を見ているだけでも面白い。
子供向けに作られているページも発見した。
総務省:情報通信白書 for Kids(じょうほうつうしんはくしょ フォー・キッズ)
大人が読んでも意外と馬鹿にできない内容。
国の省庁以外の団体から刊行されている白書もあった。
若者ホームレス白書完成しました。|活動報告・イベント案内|ビッグイシュー基金
家庭どうぶつ白書|ペットの相談
情報処理推進機構:IT人材育成:IT人材育成事業:IT人材白書
ニュース番組なんかで白書から引用して考察していたりして、なんだかお堅い難しいお役所の文書なんだろうなーと思っていたけれど、ぜんぜんそんなことはなかったぜ。一般向けの読み物でした。無料で読めるしお勧めです。