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笹倉及介の日記ブログ

森博嗣氏の速筆っぷりが凄い

作品を世に送り出す速さが早いというのもそうなのだけれど、実際に打鍵速度が早い。
昨日の記事に感想を書いた「常識にとらわれない100の講義」の「まえがき」に、こんなことが書いてある。

この本は、毎日思いついたことを一つか二つ、一行か二行書き留めておき、それが百集まったところで一気にその説明文を書く、という手法で作った。

(中略)

本文は一週間ほどで書けた(一日に平均九十分程度の執筆時間である)。難しいのは発想であり、説明や記述ではない、ということだ(この一行が本項の核心である)。

本を読み終わってから、パラパラと見返しているときにこの文章を読んで、「ん??」と思った。なんだか、物凄く早くないか?
この小説は、テーマと説明文が2ページの見開きに書かれている。それの100個のテーマがずらずらと並んでいるが、きっちり2ページの指定行数で終わっている。

ひとつの説明文にかかる時間は?

「一週間ほど(一日平均90分程度)で書いた」とあるので、予想累計執筆時間は
7 x 90 = 630
630分だ。100個の文章があるから、
630 ÷ 100 = 6.3
ひとつの説明文についての時間は6.3分。0.3分は18秒だから6分18秒である。6分18秒!!
「説明文」に使える文字数を数えてみると、1説明文に29行で、1行は38文字だった。
29 x 38 = 1102
ひとつの説明文につき、1102文字だ。改行だったりで空白の部分もあるから、実際は1000字程度だろう。

6分18秒はどのくらい早いのだろう?

1000文字を6分18秒で入力するというのは実際どのくらいの早さなのだろう?と思って、実際に試してみた。

  • 僕が過去に自分で書いた文章を1000字書き写す時間を計ってみた。9分5秒かかった。
  • 僕の入力速度はどのくらいかというと、e-typingの「腕試しレベルチェック」でランク「Thunder」 スコア 「327」という結果だった。「寿司打」だと平均キータイプ数 5.0回/秒だった。
  • 僕はそんなに遅くないと思うんだけど…それでも森博嗣氏のほうが早い。

結論:超スピードである

書くことが決まっていてそれを何も考えずに書き写す僕よりも、創作しながら書いている森氏のほうが、圧倒的に早い。手を止めずにずっと書いて、書きながら次何を書こうか考えているのだろうか。

入力速度を測定したい人は以下をどうぞ

インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing ローマ字タイピング  ここの「腕試しレベルチェック」
Flashタイピング 【寿司打 - SushiDA -】  ここの「通常Play」もしくは「静かにPlay」