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笹倉及介の日記ブログ

スーパーカブ110に乗って気づいたこと

先週、目標通りにバイクの免許を取ることが出来たので、その足でバイク屋へ行ってスーパーカブ110が欲しいという旨を伝えた。既にそのバイク屋には一度訪ねていたし、メールで見積もりなどもしてもらっていたので、とんとん拍子に話が進んで、「え、もう明後日にでも納車できるよ?」「じゃあそれでお願いします」。そういうことで、週末にはバイクを手に入れることが出来たのだった。急展開に少し面食らったが、早いほうが良いので、そのようにした。

今回、通勤や仕事に使うというわけではなく、全くの趣味での移動手段として購入した。あえて原付2種にしたのは、スピードよりも手軽に乗れることを基準にしたからだ。価格が安い、メンテが楽、維持費が安い、乗り降りが楽、取り回しが容易。遅いかも知れないけれど、法定速度は普通に出すことが出来るようだったので、僕にちょうど良いと思った。そして、趣味の写真が捗ると思った。乗り降りが楽なので、写真撮って乗って移動して写真撮って…、というのがやりやすいと思った。そして、スーパーカブは見た目が好みだったということと、コンパクトでちょっとした路肩に停めることができて景色の写真を取ることが出来るし、農道や田舎道、生活道路にも自然に入っていけるような気がしたので、最適だと思ったのだった。


乗ってみて、気づいたことをいくつかメモする。

110ccだけど走る走る

想像以上に快適にスピードが出せることがわかった。停車からの加速は車よりもあるし、ちゃんと法定速度はすぐに出すことが出来る。まあもうちょっと排気量があるバイクなら、やすやすとスピード出せるんだろうなぁ、という感じ。

寒い

最初からわかっていたことだけれど、バイクは風の影響を受けるので、寒いのだ。すごく寒い。防寒にレインコートを着ていたし、止まっていると汗ばむくらいに厚着はしていたのだけれど、それでも寒かった。

疲れる

寒いのもあるけれど、風の影響はそれだけでは無い。風を受けているだけで、どんどん疲労がたまっていく。バイクを降りると、ちょうど体育で水泳の授業を終えた後のような疲労感を感じることが出来る。少し極端かも知れない。なんと自動車の楽なことだろうか。自動車は歩く自室であるので、風の影響は全くと言ってよいほど無い。風を感じることが出来るのがバイクの醍醐味であるのだと思うけれど、体力消耗という観点から見ると、バイクは肉体的に疲れるものであると思う。

天候に左右される

雨がふったら明らかにダメである。なにしろ屋根が無い。レインコートを着ていても、やはり雨のときに走るのは止めた方が良いだろう。路面が滑りやすくなるし、体温を奪われる。

燃費がすごく良い

この特徴だけで、もっとたくさん走りたくなる。燃費は車と比較してすごく良い値だ。山道を含めて200kmくらい走ったのだけれど、55km/Lくらいだった。1リットルで55km走れる計算だ。だいたい僕の車の五倍弱だと思う。どれだけ車がジャブジャブとガソリンを使っていたのか、ということだと思う。プリウスなんかまったく勝負にならないくらい燃費が良い。プリウスに一人で乗るよりは、これに乗った方が良いということになる。

取り回しが自由自在

自動車ならば譲り合いをしなければすれ違いもままならないような狭い道路でも、Uターンをすることが出来る。自転車のように押して行くこともわりと簡単。これなら近所の生活道路を走り回り、すてきな景色や建築物を写真に収めまくるということも容易に出来る。

わりと静か

どこにでも走っている新聞屋のバイクの音なので、いわゆるバイクのエンジン音よりは一段階静かである。


乗ってみて、予想以上に田舎道や林道を走ることが楽しかったし、なんだか走っているうちに無心になるような気がしてくる。車より路面の状態や横風など注意すべきことがたくさんあるのだけれど、無心になるのはどうしてなんだろう。