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笹倉及介の日記ブログ

ダムに行く用事とはなんでせう

先日、ダムに用事があり出向いた。ダムとは、治水や発電に使われるダムのことだ。ダムに用事があるというのはどのような用事なのだろう、と思われることだろうけれど、とくに人を沈めるとか飛び降りるとかそういう理由ではない。じゃあダム萌えでダムの写真を撮りに行ったのかといえば、まあ若干その気はあるのだけれど、今回はそうではなかった。じゃあなんなのか。何なのでしょう?

もったいぶった。ダムでは流木を配布しているところがあり、流木を材料に工作して、インテリアなど出来ないだろうか?と思ってダムに行ったのだった。僕の出向いたダムは主に薪に使用するために流木を持っていく人が多いらしく。そういった用途でもらいに来た人は初めてであると言われた。変なやつだと思われたかもしれない。

ダムというのは、別にそういう期待をして行ったわけではなかったが、行ってみるととても気分が盛り上がるものである。その日は天気も良く、ダムの上からの眺めはとても良かった。そして、後ろを振り返るとでかい湖。こんなものを人間が作ったというのは驚異である。人類は易々と地形を変えることができる。ダムの成り立ちや構造などを説明してもらって、感心してしまった。あれはただのでかい丈夫な壁ではなかった。

観光地にもなっているところもあるが、そうではないこぢんまりとしたダムでも十分に楽しめるということがわかった。放水なんかをしていなくても、上に立つだけでなんだか不思議な感覚を味わうことができる。でかい壁を隔ててこっちは断崖絶壁、こっちは湖、という非日常空間である。日本には川がたくさんあり、ダムもたくさんあるので、一度訪問してみてはどうだろうか。

ネット上にはダムマニアがたくさん居て、僕のtwitterのタイムライン上にも居たりする。僕は鉄塔や廃墟を撮影して喜んでいる人間だから、同類かもしれない。というか、この件でダム萌えに目覚めたのだった。行ってみると面白いものである。