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笹倉及介の日記ブログ

10年間いろいろな方法で日記を書いてきた

大学入学の時から、ローカルで日記を書いている。紙に手書きではなく、キーボードでテキスト保存、というものだ。最初は、日記ソフトから始めて、いろいろ試した。飽きっぽいのもあって、書いたり止めたりを繰り返しながら、いちおう長く続いている。このブログも、日記を書き始めてその後数年後に始めたけれどいちおう続いている。単に終わりを設けないから続いているだけである。そうはいっても、日記を始めたのが2003年の7月だったから、もう10年になる。飽き性の僕がここまで続くのは、自分でも信じられない。

フリーソフトでの日記時代

http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/personal/diary/

フリーソフトで日記を書くソフトを片っ端から試して、「しばやん日記」「SimDiary」などにお世話になった。日記はそのうち印刷して、金庫に保管して、人類が滅びた頃に発掘されて、貴重な資料にならないかなぁ、と考えたので、バックアップに気を遣い、日記だけはデータがどこかに残るようにした。それと同時に、自分の生きている間にはぜったいに人に見られないようにしようとして、暗号化するようになった。

プライベートブログの時代

はてなダイアリーを自分しか見られない設定にして、そこで日記を書いていたこともあった。はてなダイアリーが自分で書籍にできるサービスを行っていたので、それで本にできるのが気に入ったのだ。でも、ブログに書くというのはどうしても一手間多くかかるし、自分しか見られないとはいえ、自分の個人的なことや友人の名前などを直接書くのを躊躇してしまうことがあったので、結局あまり続かなかった。

テキストエディタでの日記時代

日記用のフリーソフトで書いても、保存形式は結局テキストになるのだから、テキストエディタで直接テキストを編集していった方が、気楽に書けるのでは無いか? と思って、テキストエディタに直打ちしていた。エディタは「Mery」というフリーソフトを使った。暗号化は面倒になったので、PCにログインするときにパスワードをかけているからまあいいか、ということにした。この方法は、書く方法としては一番気楽なのだけれど、見返すことが全くなくなってしまった。一年前の今日はいったい何をしていたのだろう?とかいうときに、とても面倒だったのだ。

ポメラでの日記時代

ポメラDM100を購入して、これにはカレンダーメモという機能があって、これぞ日記を書くのにうってつけ!ということで、日記を書くために購入した。これなら、パソコンが無いところでも、日記を書くことができる。キーボードが少し使いづらいということと、漢字変換がお馬鹿というところが少し難点。しかし、これはかなり続いた。手軽さでは一番だし、外出先でも書くことができる。なんと素晴らしい道具を手に入れたのだろう!買って良かった!やった!

twitterでの日記時代

ライフログという言葉を知った僕は、非公開のtwitterで日記を書くということを始めた。まとめて書かずに、その都度で細かく日記を単文で書いてしまおうという作戦だ。しかしこれは、全然続かなかった。日記という感じがしないなー、と思ったからだ。日記と言うより、メモ。それはそれで、その場の瞬発力の発想などを書き留めるのに良かったけれど、やっぱり僕は「日記」が好きだったので、その後しばらく、ポメラで書くのに戻った。

Tumblrでの日記時代

このへんはかなり最近のことだ。4ヶ月前くらいか。ポメラでの日記は素晴らしかったのだけれど、少し欲というか、遊び心というか、もう少し日記をリッチにしたいと思うようになって、写真を入れることが出来ないか?と思うようになって、ポメラでテキストを書き、QRコードを読み取り、iphone経由でtumblrに送るようにした。tumblrRSSをifttt経由でevernoteに投げるようにして、バックアップはばっちりだ。この辺はわからない人はおいていく!わからんくて良し。
これはかなり面白い感じになった。tumblrはarchiveのモードだとかなり過去が一覧しやすいし、evernoteは検索が素早い。見返したり、検索したりが大変面白くなり、写真もアップロードすることが出来るようになった。なにより、tumblrのクールで洗練されたデザインは、日記を書き溜めて満足感に浸ること、よりいっそう拍車がかかる感じになった。写真がくっつくというのは、情報量が格段に増えるし、見栄えも良くなるので、日記を書くのがとても楽しくなる。

http://sskr31.tumblr.com/archive

ちなみに、僕の公開しているtumblrのアーカイブはこんな感じに見える。二次元な美少女が多いのは気にせずに、これが全部、自分の文章と写真の日記になったところを想像してみて欲しいのだけれど、その光景は、地味に良い感じだ。

Day one時代 (今ここ!)

http://dayoneapp.com/
tumblrに書くと、やっぱり個人的なことや、知り合いの名前、ローカルな固有名詞などが書きづらいので、やっぱり自分だけが見れるスペースに日記を書きたいなぁ、と思い始めた。そこで目に付いたのが、「Day one」という、MaciOSのアプリだった。これはとても優秀な日記専用のアプリで、洗練されたデザイン、しかもローカルに日記を書けるし、写真もくっつけることができる。バックアップもDropboxにできる。僕が最初に日記を書くにあたってのコンセプトだった、「印刷して取っておこう」というのも、PDFにエクスポートできる機能により実現可能。iphoneで気軽に書くこともできるという、今までの僕の日記書き変遷でもう少しここがこうであればなぁ、と思っていたことが全てできるものであった。最強ではないか。まだ使い始めて2週間くらい。購入してすぐに無料セールになったのはショックだった。
しばらくはこれを使い続けると思う。僕はiphoneアプリしか持っていないので、ポメラで文章を書いて、iphoneの写真をくっつけて、Day oneに記録するというやり方である。