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笹倉及介の日記ブログ

本屋に欲しい本がない

昨日

今日は楽しみにしていた本の発売日だ。楽しみである。定時退社できたので、読む時間はたくさんある。
でもどうせ本は売ってない。発売日というのは、「首都圏では」というカギ括弧付きの発売日であって、僕の住んでいる地域では次の日くらいになるに決まっている。それは何度も何度も何度も、発売日に本屋に意気揚々と足を運びがっかりするということを繰り返しているのでわかっている。ようやくわかるようになった。きっと無い。あの本屋には、発売日にはおいてない。絶対無い。

発売日なのに無い。森博嗣の新刊の発売日だ。でも無いだろう。知ってる。何度もがっかりさせられた。もうこんな本屋では買うまいと何度も思った。本屋に勤める友人が親切に教えてくれた。「明日には入ると思うよ」そんなことは百も承知である。でも僕は本屋に行く。無いとわかっていても行く。もしかしたらという可能性にかける。出版業界の物流にイノベーションが起きているかもしれない。

実家の近くに、もうつぶれてしまったけれど、ライトノベルを発売日の前日に売る店があった。僕はその店にお世話になり、毎月新刊を読んでいた。その思い出が強いのかもしれない。

どうして無いのだろうか? アマゾンで頼むとちゃんと発売日に到着する。新作ゲームは全国で一斉に発売するのに。雑誌は発売日にはおいてあるのに。文芸の新刊は無い。どういうことなんでせう。

本屋に着いた。ああ、無かった。もしかしてあるかと思ったけれどやっぱり無かった。
明日にはあるだろう。

今日

あった。やったー!


赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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