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笹倉及介の日記ブログ

世の中に四角形が多いのはどうしてか考えてる

世の中は四角形ばっかりだなぁと会社帰りの車の中で、唐突に思った。家も目の前のディスプレイも本も全部四角形だ。これは何故なんだろう。三角形や五角形だったらダメだったのだろうか。どうして長方形なのだろう。自然の中には四角い形をしているものなんてあまりない。

たとえば、黄鉄鉱の結晶なんかは立方体をしているけれど、すごく珍しい条件でしかできない。自然には稀にしか生まれないけれど、人工物といえば四角いものが大半である。ディスプレイのLED素子だって四角形だし、デジタルデータだって四角いものの集まりである。僕たちは四角い考え方しかできないようになっているようである。

きっと四角形が世にあふれていることには理由があるんだと思う。

身体的な理由があるのだろうか。僕たちの視界は横に多く見えるから、横長の一番シンプルな形として四角形が使われるのかも知れない。

たとえば、道路はすごく長い四角形ということになるだろうけれど、五角形だったら長くできないような気がしている。でもこれは四角い世の中の固定観念にとらわれているだけであって、五角形の道路ができる世の中があっても良いとは思う。僕たち地球人は四角に囚われた四角星人だけれど、どこかに三角星人がいても良いと思う。

三角形の人工物であふれた星の人はどういった考えかたをするのだろう。定規は四角ではないのだろうか。僕たちで言う「平行」という概念は、60°の角度で交わることを指すかもしれない。「直角」が45°のことかもしれない。そういう世界はどういう世界だろう。どんな環境のどんな星だったらそういう文明が生まれるのだろう。